
不動産会社が中古戸建てを買うなら○○を確認!プロだけが見ている重要ポイント4選
不動産会社が中古戸建てを買うなら○○を確認!プロだけが見ている重要ポイント4選
「中古戸建てを買っても大丈夫?」と疑問に思う方は多いでしょう。実は不動産のプロほど、中古戸建てを選んでいます。価格が抑えられ、条件によってはとてもお得。しかし、見逃してはいけないチェックポイントも存在します。
今回は、不動産会社が中古戸建てを購入する際に必ず確認している4つの重要ポイントを、一般の方にもわかりやすくご紹介します。
1. 災害リスクが低いエリアを選ぶ
どんなに建物が良くても、災害リスクが高い立地では資産としての価値が下がってしまいます。
購入前には以下の点をチェックしましょう
- 洪水・土砂災害・地震リスクの有無(ハザードマップで確認)
- 昔田んぼや沼地だった場所 → 地盤沈下や液状化のリスクあり
- 標高や地形 → 周囲より低い土地は水が溜まりやすい
国交省の「重ねるハザードマップ」や「おおいたマップ」などの地域情報サイトを活用して、購入前に必ず調べましょう。
2. 築15〜24年でメンテナンス済みの物件を狙う
築15年以上の物件は価格が落ち着き、状態が良ければ非常にコスパの高い選択肢になります。
注目すべきメンテナンス項目
- 外壁・屋根の塗装履歴(10年以上前の塗装は防水性が落ちている可能性)
- ベランダやバルコニーの防水シート・手すりの状態
- 雨樋の詰まりや破損 → 排水不良の原因に
- 外壁や窓周りのシーリング材(コーキング)のひび割れ
修繕履歴があれば理想ですが、現地で補修跡があるかなどの確認も大切です。これらのメンテナンスを一通り行うと、100~200万円程度の費用がかかるため、購入時点で整っていれば大きな安心材料になります。
3. 傾き・雨漏り・白蟻の兆候を確認する
見た目が綺麗でも、建物に深刻なダメージが隠れていることがあります。
現地で確認できるチェックポイント
- 天井や壁にシミ → 雨漏りの可能性
- 床が傾いている・沈む感覚 → 地盤沈下の兆候
- 基礎周辺に蟻道 → 白蟻の痕跡
- 玄関に湿気やカビ臭さ → 通気性や雨漏りの疑い
不安がある場合は、建物インスペクション(住宅診断)を専門家に依頼しましょう。盛土された土地や、以前に傾いていた履歴がある物件は特に注意が必要です。
4. 境界と越境物の確認
境界のトラブルは意外と多く、購入後のストレス要因になります。以下の点に注意しましょう。
- 境界杭や境界ピンがしっかり設置されているか
- ブロック塀や境界柵が隣地のものか、自分のものか
- 隣の木や屋根が越境していないか
たとえば隣の家の屋根が少し越境している場合、売却や建て替え時にトラブルになることも。境界が「はっきりしているようで実は曖昧」なケースも多いので、必ず現地確認や資料のチェックを行ってください。
まとめ:中古戸建てはプロ目線での確認が重要!
中古戸建ての購入は、価格面で魅力がある一方、確認すべきポイントが多数あります。今回ご紹介した4つの項目をしっかりチェックすることで、安心・安全な物件選びができるようになります。
- 災害リスクの少ない立地を選ぶ
- 築15〜24年でメンテナンス済みの物件が狙い目
- 傾き・雨漏り・白蟻のチェックを忘れずに
- 境界と越境物は現地でしっかり確認
物件選びで迷ったときは、信頼できる専門家の意見も活用し、納得のいく住まい選びを目指しましょう。



